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VOICE

学生からのメッセージ

55回生V期(宮崎課程 修了) 石崎 由也


航空大学校を選んだ理由

大学3年時の就職活動中「何か大きなモノをみんなで力を合わせて創りたい」と考えていました。そして、人に夢や感動を与えている航空業界に興味を持ちました。その中でも、空を飛ぶ感動や使命感、充実感が得られるパイロットという職業に、一生を掛けて挑戦したいと考えました。 一度は別の業界に就職しましたが、パイロットになる夢を追いかけるために、会社を辞めて航空大学校への進学を決めました。

訓練について

訓練には大学や会社とは違った厳しさがありますが、地上では味わうことのできない空を飛ぶことの感動があります。先程まで地上にいたのに、数分後には街全体を見渡せるまで上昇しているのです。航大機は旅行などで利用するエアラインよりも低い高度で飛行するので、校舎やショッピングモール、国道等もはっきり見えます。日本の空をこのように飛び回ることができるのも航空大学校の特権でしょう。 また、私たちは教官の熱い指導の中で訓練を行います。厳しい指導であるために、落ち込んだり、涙を流す学生もいますが、指導が厳しくなるのは「立派なエアラインパイロットになって欲しい」と願う教官の愛があるからです。大学や社会ではここまで親身になって指導してくださる教授や上司はいないでしょう。成長したいという思いが強い人ほど、訓練は充実したものになります。人生の中で、航空大学校の訓練は大変貴重なモノです。

受験生へメッセージ

おそらく受験生が想像している以上に航空大学校での生活は厳しいものでしょう。しかし、厳しさの中にも面白さがあります。それは航大生だからこそ経験できるものです。そして、この経験によって、パイロットとしてだけではなく、人としても成長することができます。  パイロットに特別な素質は必要ありません。もし、少しでもパイロットに興味があるのであれば、将来の選択肢の一つとして航空大学校への進学も考えてみるのも良いのではないでしょうか。  一度きりの人生です。常に挑戦する気持ちを持ち続けてください。

休日の過ごし方

基本的には大学生と変わりません。買い物が好きで街へ出かける人、体育館でバスケットやバドミントンを楽しむ人、グランドで野球やフットサルを楽しむ人、その土地の名物を食べ歩く人、お酒が大好きで飲み屋さんを転々とする人、毎週のように温泉へ行く人、日帰り〜2泊程度の旅行へ行く人、思い切って海外旅行へ行ってしまう人、夜は絶対に寮にいない人・・・厳しい訓練のことは忘れて、それぞれが思い思いの休日を過ごします。もちろん、訓練の反省、座学の予習・復習、訓練の準備も行います。 私の場合は寮で過ごすことが多いです。苦手な英語の勉強をしたり、新聞を読んだり、映画を見たりしています。また、同期との部屋飲みも楽しみの一つです。それから、体力維持のために、毎日30分〜1時間のジョギングとウエイトトレーニングを欠かさないようにしています。

将来について

気配りのできるパイロットを目指します。例えば、客室の気温や湿度を調節するパイロットや、気流が悪くて飛行機が揺れるのであれば、経路や高度を変更するパイロットです。そのためには高い操縦技術や幅広い知識が必要であり、常に成長し続ける必要があります。「お客様や乗員は私に何を求めているのか」を常に考えて運航したいです。 また、フライトは安全が担保されて初めて成立します。パイロットは安全運航の最後の砦です。計画性や判断力を身につけ、状況に応じた的確で安全性の高い運航ができるパイロットになりたいです。



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